コードギアスの藤ルルを中心に 黒バス高黒、宮黒、相棒黒 などマイナーを愛でてます
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311 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
保守・・
・・
・
331 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
壁∀´)
332 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
ほしゅ!
333 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
ズザー---⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡!!ぞろ目げっつ!
334 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
鷹!!?
335 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
どうしたんだ!?
336 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
まだ日曜日だぞ?
337 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
いやwwwwwちょっと報告があってwwwwww
後黒ちゃんが2日も放置したら皆さんが風邪引きますよって言ってたからwwwwwwwww
338 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
黒www俺たちを何だと思ってんだwwww
339 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
よくわかってるじゃないか!!
340 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
夏とはいえ全裸はきついんだぞ!!
341 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
そうだそうだ!!寒いんだよ!!
342 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
339>>341
服着ろよwwww
341>>何でだwwwww
343 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
エアコン21度に設定してんだよ
344 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
切れよwwwww
345 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
話していい?( ´・ω・)
346 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
( ゚д゚)ハッ!
347 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
( ゚д゚)ハッ!
348 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
( ゚д゚)ハッ!
349 以下、名無しに変わりまして黒がお送りします
( ゚д゚)ハッ!
350 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
( ゚д゚)ハッ!
351 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
349>>おい
おいwwwwww
352 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
ww黒wwww混ざんなしwwww
353 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
351が気づかなかったら流してたwwwwwww
352 以下、名無しに変わりまして黒がお送りします
てへぺろ(ゝω・)
353 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
これだから黒はwwwww
354 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
報告があるんじゃなかったのかwwww
355 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
これだから黒ちゃんはwwwwww
まぁ報告って言うか今日の出来事話すだけなんだけどwwww
356 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
はよ!!!wkwtk
357 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
んじゃ投下☆
今日は部活があったんで黒ちゃんの家から皆で仲良く登校wwww仲いいだろ?wwww(・´ー・` )ドヤァ wwwwww
着替えて体育館の扉を開けるとなんとそこにはモブ子が!!
休日にちゃんと来るとかめずらしーとか思いつつ部活開始
しかしモブ子はモブ子であった!シュート練中の緑ちゃんに近づき話しかけてたwwww緑ちゃんの練習中は誰も話しかけられないのにwwwwwしかも部室でのこと忘れたのかよ的な?wwwww
「緑くぅん少し休憩したらぁ?」
「・・・」←無視して練習
「緑くんってばぁ!」
「・・・」←やっぱり無視wwwww
「もぅどおーして無視するのぉ?」←目潤ませて上目遣いwwwキメェwwww
「・・・」←顔しかめて無視wwwwwwwwwwwwww
「いいかげんに・・・!!?」
キレたモブ子が緑ちゃんの腕を掴もうとした瞬間www凄い勢いのボールが二人の間を貫いた!!wwwwwwwww
「「!!?」」
黒「このボール(とかいて愛と読む)は加速する・・・!!!!」
突然響いた声・・・
「「「・・・」」」
静まりかえる体育館・・・
「「ぶふぉwwwwwwwwwwwwwwwwwww」」
そして巻き起こる笑いwwwwwwwwwwww
鷹「くwwろwwwちゃんwww何やってんのwww」
宮「てか何言ってんだwwwwwwww」
鷹「あwっうぃwwwあいってwwwww」
緑「黒・・・(トゥンク」
黒「(・´ー・` )ドヤァ」
鷹「やwwめwwwてwwwwwww」
しかしボールが顔の近くを通ったモブ子は青くなりながら切れてたwwwww
「何笑ってんのよ!?」
だってwwwお前の顔見たらwww笑うしかないwwwwwてか口調迷子ですよwwwwwwうぇwwww
まぁその後は何事も無かったように部活再開wwwwモブ子が何か言ってたけど知らんwwwwww
おまけつ[格子の間にめりこんでるボールの写真]
窓に格子がついててよかったwwwてか格子の間めっちゃ狭いのにボールめりこむってwww威力ありすぎwwwww
358 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
お前ら何やってんだwwwww
359 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
鷹も黒もドヤ顔すんなしwwww
360 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
草多いwww読みづらいwww
361 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
黒wwwほんと何言ってんのwwww
362 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
モブ子ざまぁm9(^д^)wwwwww
363 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
誰か写真にツッコんでよwwww
364 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
お前がツッコめwwww
俺は何も見てない
365 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
黒ちゃんの必殺技なのだよwww
366 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
必殺技ってwwww
367 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
お前らは何かと戦うのかwwww
368 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
安価始まってないのにwwww
369 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
いつ安価が始まってないと・・・
370 以下、名無しに変わりまして黒がお送りします
錯覚していた・・・?(・´ー・` )
371 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
お前らケコーンってwwwwくろwwww
372 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
黒ちゃんはやらないぜ!!?
373 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
分かってるよwwwww
374 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
即スレェwwwww
375 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
鷹が安定すぎてwwwwww
376 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
何だよヽ(`Д´)ノ
黒ちゃんが天使だから仕方ないだろ!?
377 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
うんそれは知ってる
378 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
そんなこと既に気づいてた
379 以下、名無しに変わりまして黒がお送りします
どういうことなの(´・ω・`)
375 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
せっかくお前達に天使との日常語ってやろうと思ってたのにwwwww
380 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
天使との日常だと・・・!?(ガタッ
381 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
天使たんとの日常だと・・・・!!?(ガタタッッ
382 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
そんなことは早く言えよ!!!
383 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
はよ!!寒いだろ!!!
384 以下、名無しに変わりましてバスケ部員がお送りします
このスレ脱いでるやつ多杉wwwwwwwwwww
天使の話マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
385 以下、名無しに変わりまして鷹@黒ちゃんマジ天使がお送りします
おまえらwwwwwww
よっし語ってやんよ!
386 以下、名無しに変わりまして黒がお送りします
おっふ(´・ω・`)
PR
*注意
この話は黒子くんに対する流血および病み要素が含まれます、そういった表現が苦手な人は読まないようにしてください
「ぶはっwww猫耳カチューシャってwww何でつけたしwww」
「うるさい今日のラッキーアイテムなのだよ」
「だからってwwwwwシュールすぎてwwww」
「うるさいと言っているだろう、 ・・・!!?」
「?どうしたの真ちゃん」
「いや・・・何でもない」
(まさかな・・・)
一瞬懐かしい水色が視界をよぎった気がした
あいつを最後に見たのは日暮れの屋上だった。
なぜそこに行ったのかすらも曖昧な記憶で、ただ腕を赤く染めるあいつを見たとき鈍器で殴られたような衝撃を受けた。
「何をしているのだよ!!」
声を荒げながらあいつからカッターを奪う
「何って確かめてるだけじゃないですか
まだ僕は消えてないようですね」
そう言いながら微笑むあいつを見たとき、言いようの無い感情が襲った。
「、なにをいっているのだよ」
そう聞いた俺を見るのは何の感情も映さない、ビードロのような水色の瞳で。
あいつが、黒子が部活をやめた時、違和感があっても特に気に留めることはかった。
しかし今その違和感に気づき後悔する、
(あぁ俺は何をやっていたのか)
「黒子なんでお前は部活をやめたのだよ」
その質問に答えが返ってくることはなく、ただ水色の瞳が見つめけ返しているだけだったが気にすることなく次の言葉を発する。
「俺が、俺たちがお前を置いていったからか?」
「俺は今お前が最後に笑った時すら思いだせない」
「代わりに青峰が、黄瀬が、他のキセキたちが、開花するにつれてお前が辛そうにバスケをしていたのは見えていたきっとその中には俺も入っているだろう」
「だが!もう一度、もう一度だけでも俺と一緒にいてくれるなら秀徳高校に来てくれないか?」
そう言った瞬間水色の瞳が揺れたのを見た。
「バスケに関わりたくないというならそれでも構わない、俺はおまえと本について語り合ったり他愛もない話をするのは嫌いではないのだよ」
それだけ言うと俺は屋上を後にした。
(本当に俺は何をやっていたのか、今更好きだと気がつくなんて)
「もうほんとどうしたんだよ?真ちゃん」
「高尾」
「何ですか~エース様?」
「人探しを手伝ってくれ、
水色の髪に水色の瞳をした-
この話は黒子くんに対する流血および病み要素が含まれます、そういった表現が苦手な人は読まないようにしてください
「ぶはっwww猫耳カチューシャってwww何でつけたしwww」
「うるさい今日のラッキーアイテムなのだよ」
「だからってwwwwwシュールすぎてwwww」
「うるさいと言っているだろう、 ・・・!!?」
「?どうしたの真ちゃん」
「いや・・・何でもない」
(まさかな・・・)
一瞬懐かしい水色が視界をよぎった気がした
あいつを最後に見たのは日暮れの屋上だった。
なぜそこに行ったのかすらも曖昧な記憶で、ただ腕を赤く染めるあいつを見たとき鈍器で殴られたような衝撃を受けた。
「何をしているのだよ!!」
声を荒げながらあいつからカッターを奪う
「何って確かめてるだけじゃないですか
まだ僕は消えてないようですね」
そう言いながら微笑むあいつを見たとき、言いようの無い感情が襲った。
「、なにをいっているのだよ」
そう聞いた俺を見るのは何の感情も映さない、ビードロのような水色の瞳で。
あいつが、黒子が部活をやめた時、違和感があっても特に気に留めることはかった。
しかし今その違和感に気づき後悔する、
(あぁ俺は何をやっていたのか)
「黒子なんでお前は部活をやめたのだよ」
その質問に答えが返ってくることはなく、ただ水色の瞳が見つめけ返しているだけだったが気にすることなく次の言葉を発する。
「俺が、俺たちがお前を置いていったからか?」
「俺は今お前が最後に笑った時すら思いだせない」
「代わりに青峰が、黄瀬が、他のキセキたちが、開花するにつれてお前が辛そうにバスケをしていたのは見えていたきっとその中には俺も入っているだろう」
「だが!もう一度、もう一度だけでも俺と一緒にいてくれるなら秀徳高校に来てくれないか?」
そう言った瞬間水色の瞳が揺れたのを見た。
「バスケに関わりたくないというならそれでも構わない、俺はおまえと本について語り合ったり他愛もない話をするのは嫌いではないのだよ」
それだけ言うと俺は屋上を後にした。
(本当に俺は何をやっていたのか、今更好きだと気がつくなんて)
「もうほんとどうしたんだよ?真ちゃん」
「高尾」
「何ですか~エース様?」
「人探しを手伝ってくれ、
水色の髪に水色の瞳をした-
「テッちゃん・・・?」
「か、和成君・・・僕は、もぅ無理です・・・・」
「テ、テッちゃん!?そんなっ!」
「僕の、ことは、き、にしないで、くだ、さい・・・」
「テッちゃんをおいて行けるわけないだろ!?」
「かず、くん・・・」
「テッちゃん・・・」
「お前たちはなにをやっているのだよ!!」
「「てへぺろ☆」」
[駄犬の襲撃]
「テッちゃん無表情wwwwwwwww」
黒子がレギュラーとして1軍の練習に混ざるようになっても体力の無さは健在であった。
そして、いつものよう体力の無さが祟り黒子が倒れた瞬間を狙っていたかのように高尾が黒子に近寄った・・・。
と、思ったらいきなり黒子の手を握り締め寸劇を始めた。
それを緑間が頭を抱えて止め、周りはあいつ等何やってんだ的な心境で呆れている。
倒れた本人である黒子は無表情の状態で高尾は爆笑しながら立ち上がる。
「すみませんつい」
「いやぁテッちゃんって意外とノリが良いんだねwwww」
「まぁ伊達に個性の塊みたいな人たちと付き合ってませんからね」
「wwwキセキマジキセキwwwwwwwwwww」
「うるさいのだよ!!」
「お前らさっさと練習に戻れ!」
爆笑する高尾の頭を緑間が叩いた時、主将である大坪の声がかかった。
それに反応して高尾と緑間が練習に戻り
自分も練習しようと黒子が歩こうとした瞬間、倒れた後すぐ立ち上がったためか足元がもつれて再び倒れそうになる。
「っと、たく何やってんだよ」
しかしいつの間に来たのか隣に立った宮地が黒子を支えた
「すみません、もう大丈夫です」
「お前の大丈夫はあてになんねぇんだよ」
「はぁ・・・」
「大体倒れるまでやんなって言ってんだろ」
「もう少し休んでてもいいんだぞ?」
宮地が説教モードになりかけているとその後ろから大坪が声をかけてきた。
監督も何も言ってこないため認めているのだろう。
その様子を見ながら1軍メンバーは一斉に思った、
((あの人たちが一番黒子に甘いよな))
まぁ黒子は他の1年に比べて礼儀正しいし何よりも男にしては可愛い顔立ちをしているため、バスケ部唯一の癒やしと言われるほど他の1軍メンバーも黒子に随分と甘いのだが
そんなことが日常となりつつある秀徳バスケ部、今日の練習も無事終わり明日の予定を話終えた時だった。
「あぁそれと来週末に海常高校と練習試合をすることになったからしっかりと練習に取り組むように!!レギュラー以外は解散!」
「「はいっ!!」」「「!?」」
大坪の言葉に部員が返事をすると同時に
黒子と緑間が息を呑んだ。
そしてレギュラーだけ残り練習試合についての説明がなされる。
「まずいですね」「まずいのだよ」
「真ちゃん?テッちゃん?」
「海常といえば黄瀬君が入学したところですよね?」
「あぁ」
「黄瀬ってキセキの世代の?」
「えぇ、まぁ・・・」
「確かに強豪校だが何か問題があんのか?」
一年達の話を聞いていた宮地は黒子の歯切れの悪さに首をかしげる。
「試合自体は問題ないのだよ、ただ面倒が増えるだけで」
「僕的には試合の前の日くらいかと思いますが」
「確かに黒子のことを知っていればそうかもしれないがまず気づいてないだろう」
「あれでいて黄瀬君は律儀なところがありますから、可能性としては大きいですよ」
同中組の話についていけない周りは益益首をかしげるばかりだ。
「つまりどういうことだ?」
「僕の予想が正しければ試合までにはわかりますよ」
「当たってほしくはないがな」
苦い顔をする2人に疑問は残ったが後々分かるならば問題ないだろうということでその日は解散した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「・・・予想外でしたね」
「あいつは暇なのか?」
海常との練習試合が決まった日から
緑間と黒子は黙々と練習していた。
何があるのか分からない周りは困っていたがついにその原因が分かった、
海常高校との練習試合3日前のことである。
その日少し遅れてきた1軍の一人が、
「なんか体育館の外ギャラリーがめっちゃいたんだけど」
と言い放った
そして冒頭のせりふに戻る
「え?どういうこと?」
一緒に練習していた高尾が2人の声を聞きとり話しかける。
「先日言っていた件ですよ、ていうか僕ちょっとミスディレしてきます」
「え!?テッちゃん何いってんの!?」
1年の話を、全員が練習を止め聞いていた。黒子の突然の言葉に、高尾が困惑して引きとめているのを見ながら緑間はため息をつき、黒子に声をかようとした瞬間
「落ち着け黒子あいつかr「黒子っちぃぃいいいい!!!??」
「く、黒子っちどうして秀徳[ここ]にいるんっスか!?なんで緑間っちの隣に立っているんっスか?もしかして緑間っちを選んだの?それとも緑間っちが無理やり連れてきたの?そうっスよね!?それじゃn「うるさいです、黙ってください」ゴスゥゥウ
緑間の声が遮られたと思ったら金髪のイケメンが黒子に抱きついていた。
そしていきなり話し出し、後半は完全に目が据わった状態で黒子を見つめていた。
が、黒子の手刀で地に伏せる。
「はぁあいかわらずだな黄瀬」
緑間の一言で固まっていた周りが復活した。
「黄瀬って・・・黄瀬涼太!?」
「い、たた黒子っち冷たいっス」
最初ノンブレスで話し出したときと違い
涙目で黒子に抱きつく黄瀬に誰もが驚いた。
「てかほんと何で秀徳にいるんっスか?」
「不可抗力です、別に自分で選んできたわけではありませんたまたま受かったんです」
眉を寄せて話す黒子に何を思ったのか黄瀬は目を輝かせながら言い放つ。
「黒子っちください!!」
「だれがやるか!轢くぞ!」
「ぶっwwwwwwくwwwwうぇwwwwww」
どや顔で言う黄瀬にイラつきながら即答する宮地に何が面白いのか高尾はずっと笑いっぱなしだ
「海常おいでよ!また一緒にバスケやろう!」
「そんな風に言ってもらえるのは光栄です」
「丁重にお断りさせて頂きます」
「文脈おかしくねぇ!!?」
「ぶっはwwwwwwwwwもうwwww無理wwwwwwwwwwwwwwww」
「さっきからうるせぇんだよ!黙ってろ高尾!」
「はぁ少し落ち着くのだよ」
「キセキの世代って皆あんなんなの?wwwww」
黒子っちぃぃと泣きついている黄瀬をみながら顔を顰めている緑間に高尾が聞いた。
「黄瀬は特に黒子に懐いていたからな、ちなみにあいつはストーカーヤンデレ予備軍なのだよ」
「え?マジで?」
「あぁ」
そんな周りの会話を聞きながら黒子は困っていた。
「何で緑間っちのとこなんスかぁ」
「不可抗力と言ったでしょう?」
「それでもずるいっス!!」
「黄瀬君、君は僕とだけバスケがしたいんですか?」
「?青峰っち達ともしたいスけど、黒子っちが一番っス!!」
その言葉を聞いて黒子は泣きそうに顔を歪めた。
「?くろk「黄瀬いい加減帰るのだよ」
顔を伏せてしまった黒子の肩に触ろうとした黄瀬の腕を緑間が掴む。
「もうっ!何なんスか!」
「大体お前部活はどうした?」
「元チームメイトだしあいさつしに来るぐらい良いでしょ?」
「こっちは部活中なのだよ、少しくらい考えろ」
「相変わらずっスね緑間っちは」
生真面目な緑間に黄瀬はため息をつきながら言った。
「まぁ黒子っちが居るところ分かったしいいか、次の練習試合は絶対負けないっスから!!絶対黒子っち貰うッス!」
「モノじゃねーしやらねぇつってんだろーが!」
「ふん、勝つのは俺達だ」
「黒子っちもまたね!!」
「はい」
手を振りながら帰っていく黄瀬を見送る頃には、黒子もいつもの無表情に戻っていた。
「先ほどはありがとうございました」
「別に礼などいらん、"約束"だからな」
「テッちゃん!次の試合絶対勝とうぜ!!」
「はい」
「おら!お前らさっさと練習にもどれ!」
1年たちの様子を見ながら秀徳1軍は改めて思った
((打倒キセキ!!ってか次会ったらとりあえず黄瀬ボコす!!!!))
「監督、お願いがあるのですが」
そう声をかけてきたのは緑間だった
「少しミニゲームをしたいのだよ」
「は?今日は基礎練中心だと言ってあっただろう?」
「分かっています少しだけなので時間を作って欲しい」
キャプッテンである大坪は顔を顰め
監督である中谷は緑間の後ろに居る宮地たちに視線を向ける
「ん~君たちも同じ意見なのかね?」
「はい、秀徳にとっても今後損にはならないと思います」
「宮地まで・・・」
「まぁいいよその代わり今日のわがまま3回分だね」
宮地の答えにしばらく考えを巡らせ中谷は試合の許可を出した
宮地や緑間の真剣な表情に何かを悟ったのか、
どちらにしろ基礎練中心なのだからミニゲームくらい差し支えはないだろう
そう思ってのことだった
「わかったのだよ」
「ありがとうございます、3on3するから大坪と木村も入ってくれ」
「それは別に構わないが1人たりないぞ」
緑間の後ろで笑いながら様子を見ていた高尾が入ってもあと一人足りない
高尾を見ながらそういった木村に宮地は頭を押さえ緑間がため息をつく
そんな2人を怪訝に思った大坪が声をかけようとしたがそれよりも早く
高尾の笑い声が体育館に響いた
「うぇwwwwwwwマジでかwwwwwwwこっちみてんのに気づかれないとか黒子君どんだけ影薄いのwwwwwwwww」
「うるさいですよ、人の上で爆笑しないでください」
いきなり聞こえた声に高尾たち以外の全員の肩がはねる
声の元を辿ると高尾に抱きつかれてる小柄な少年が目に入った
いつの間に居たのか、誰も気づかなかったことに疑問を持ちながら大坪が声をかけた
「すまないがバスケ部員で合ってるか?」
「あぁすみませんあいさつが遅れまして、1年の黒子テツヤですちなみに3軍です」
そういって頭を下げた黒子に1軍のメンバーは少し感動したが
3軍という言葉に首をかしげる
しかし当人は宮地に頭を撫でられながら幸せそうだ
何あれ和む・・・全員の心がシンクロした
「とりあえず黒子も入れてゲームするから、チームh「はいはい!!!おれ黒子君と一緒のチームがいいっす!!!」
「うるせぇよ!!黒子は誰とがいい?」
「そうですね、僕としても高尾君は一緒の方が都合いいです、しかしそうすると僕もサポート系なのでバランスが悪いんですよね」
「じゃぁやっぱ真ちゃんが一緒?同中だし」
「同中は関係ないと思いますが緑間君は今回敵チームに入ってもらいます」
「な!?どうしてなのだよ!?」
「僕の中ではまだ整理がついてないんです、察してください」
「っ・・・わかった」
1年対3年になるかと考えていた高尾としてはどちらの反応も意外だった
緑間は黒子に執着している節があるので絶対同じチームになると思っていたし、こうも簡単に引き下がるとは思わなかった
「そうですね、宮地さんお願いしてもいいですか?」
「は?いや別にいいがさらにバランス悪くならないか?」
「まぁそうですけど、今日会ったばかりの人よりかは連携がとりやすいかと思いまして」
「それもそうだな、大坪、木村頼んでもいいか?」
「あぁ俺たちは別に構わん」
結局チームは白チーム緑間、大坪、木村対赤チーム黒子、高尾、宮地に決まった
周りはそのチームに疑問を持つ、特にレギュラーの中に混ざっている
初めて見た水色の少年には誰もが注目していた、そう、注目していたはずだった
「お2人とも絶対目を離さないでください、特に高尾君は適当に僕にパスを回してくれれば助かります見失わないように気をつけてくださいね?」
そして開始の合図が鳴る
やはりというか緑間のチームが圧倒的に優勢だった
やっぱり緑間が居るチームが勝つよなー
しかも宮地さんたちのチーム得点原いないしな
そう周りが話し出した時、
宮地のシュートが決まった
「え?今大坪さんがボール持ってたよな!?」
「どうなってんだ!?気づいたらボールが赤チームに回ってるぞ!?」
そう周りが話しているのを聞きながら高尾は昂揚する気持ちを抑えていた
高尾はどうしてあぁまで緑間が黒子に執着するのかが分からなかったが今目の前にその答えが出ている
-魔法のようなパス-
まさにそんな言葉があてはまる
同じチームの宮地でさえも目を見開き驚いていた
気づいたら相手の手元にあったボールが自分へ届いたり
急にボールか軌道を変えたようなパスがきたり
10分間の短い間でも公式試合のような緊張感があった
高尾がゴールを決めた瞬間終了の合図が鳴る
結果としては赤チームが負けた
が、高尾としては悔しいという気持ち以上に言い様のない気分になっていた
きっとそれは宮地も一緒だろう
「テッちゃんすげぇ!!テッちゃんのパスちょー気持ちよかったんだけど!!」
「あり、がとうございます、ていうか何ですかその呼び方、ぁ・・・」
「っと、何してんだよお前ら」
高尾が笑顔で黒子に話しかけたが、それに答えた瞬間黒子の体が傾ぐ
しかし近づいてきていた宮地がそれを支えた
他のレギュラーや監督もそれを見て近づいてくる
「相変わらず体力がないな」
「ていうかあのパスどうなってんだ?」
「あんなの初めて見た」
「緑間君任せました」
それぞれ話しかけてきたメンバーに黒子は宮地に支えられたまま緑間にすべて丸投げした
緑間も黒子の体力の無さを分かっているため代わりにすべて話した
といっても緑間は黒子に甘いのでそれもあるのだが
帝光のレギュラーだったこと、幻の6人目と呼ばれていたこと、パス回しに特化している選手であることなど様々なことを話していくにつれて周りは絶句する
それもそうだろう入部してから1ヶ月経とうとしているのに今まで黒子の存在に誰も気づかなかったのだから
「一応これですべてなのだよ」
「テッちゃんが幻の6人目かぁ、なるほどね」
「今までまったく気づかなかった」
「隠していてすみませんでした、どうしても緑間君とは会いたくなかったので」
「ぶふぉwwwww真ちゃんどんだけ嫌われてんのwwww」
「高尾ぉぉおおお!!」
「いえ別に緑間くんのことは嫌いじゃないですよ、ただ自分の中で整理がつくまでキセキの皆さんとは会いたくなかっただけです」
「?そういや試合の前にも何か言ってたな」
えぇまぁと曖昧に微笑む黒子と苦虫を噛み潰したような顔をする緑間に宮地はそれ以上聞くことをやめた
その様子を見ていた高尾が話を変えるように声を発する
「で、監督、キャプテンこれからテッちゃんどうします~?」
試合中や話を聞きながらずっと眉間に皺を寄せていた中谷を見ながら尋ねる
幻の6人目をこのまま3軍に残しておくのか
遠まわしにそう聞いている高尾に気づいている中谷はため息を吐きながら話し出す
「幻の6人目をそのままにしておくのは勿体無いしねぇ今日からレギュラーとして1軍と一緒に練習してもらおうかな」
「やった!!これから一緒に練習しようぜ!!」
そういって抱きつく高尾に周りは呆れながらも見守った
秀徳高校へ入学したことも、緑間くんに見つかったことも予想外でしたがこういうのもいいかもしれませんね
「緑間君的にいうならこれも運命なのだよってところでしょうか」
「だけどレギュラー入りは考えさせてください」
「「「え??」」」