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  コードギアスの藤ルルを中心に 黒バス高黒、宮黒、相棒黒 などマイナーを愛でてます

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2013/07/19 (Fri)
[どうして]秀徳高校に通うことになりました[こうなった]5


「テッちゃん・・・?」

「か、和成君・・・僕は、もぅ無理です・・・・」

「テ、テッちゃん!?そんなっ!」

「僕の、ことは、き、にしないで、くだ、さい・・・」

「テッちゃんをおいて行けるわけないだろ!?」

「かず、くん・・・」

「テッちゃん・・・」







「お前たちはなにをやっているのだよ!!」







「「てへぺろ☆」」







[駄犬の襲撃]




「テッちゃん無表情wwwwwwwww」


黒子がレギュラーとして1軍の練習に混ざるようになっても体力の無さは健在であった。
そして、いつものよう体力の無さが祟り黒子が倒れた瞬間を狙っていたかのように高尾が黒子に近寄った・・・。
と、思ったらいきなり黒子の手を握り締め寸劇を始めた。
それを緑間が頭を抱えて止め、周りはあいつ等何やってんだ的な心境で呆れている。
倒れた本人である黒子は無表情の状態で高尾は爆笑しながら立ち上がる。


「すみませんつい」

「いやぁテッちゃんって意外とノリが良いんだねwwww」

「まぁ伊達に個性の塊みたいな人たちと付き合ってませんからね」

「wwwキセキマジキセキwwwwwwwwwww」

「うるさいのだよ!!」

「お前らさっさと練習に戻れ!」


爆笑する高尾の頭を緑間が叩いた時、主将である大坪の声がかかった。
それに反応して高尾と緑間が練習に戻り
自分も練習しようと黒子が歩こうとした瞬間、倒れた後すぐ立ち上がったためか足元がもつれて再び倒れそうになる。


「っと、たく何やってんだよ」


しかしいつの間に来たのか隣に立った宮地が黒子を支えた


「すみません、もう大丈夫です」

「お前の大丈夫はあてになんねぇんだよ」

「はぁ・・・」

「大体倒れるまでやんなって言ってんだろ」

「もう少し休んでてもいいんだぞ?」


宮地が説教モードになりかけているとその後ろから大坪が声をかけてきた。
監督も何も言ってこないため認めているのだろう。
その様子を見ながら1軍メンバーは一斉に思った、
((あの人たちが一番黒子に甘いよな))
まぁ黒子は他の1年に比べて礼儀正しいし何よりも男にしては可愛い顔立ちをしているため、バスケ部唯一の癒やしと言われるほど他の1軍メンバーも黒子に随分と甘いのだが


そんなことが日常となりつつある秀徳バスケ部、今日の練習も無事終わり明日の予定を話終えた時だった。


「あぁそれと来週末に海常高校と練習試合をすることになったからしっかりと練習に取り組むように!!レギュラー以外は解散!」


「「はいっ!!」」「「!?」」


大坪の言葉に部員が返事をすると同時に
黒子と緑間が息を呑んだ。
そしてレギュラーだけ残り練習試合についての説明がなされる。


「まずいですね」「まずいのだよ」

「真ちゃん?テッちゃん?」

「海常といえば黄瀬君が入学したところですよね?」

「あぁ」

「黄瀬ってキセキの世代の?」

「えぇ、まぁ・・・」

「確かに強豪校だが何か問題があんのか?」


一年達の話を聞いていた宮地は黒子の歯切れの悪さに首をかしげる。


「試合自体は問題ないのだよ、ただ面倒が増えるだけで」

「僕的には試合の前の日くらいかと思いますが」

「確かに黒子のことを知っていればそうかもしれないがまず気づいてないだろう」

「あれでいて黄瀬君は律儀なところがありますから、可能性としては大きいですよ」


同中組の話についていけない周りは益益首をかしげるばかりだ。


「つまりどういうことだ?」

「僕の予想が正しければ試合までにはわかりますよ」

「当たってほしくはないがな」


苦い顔をする2人に疑問は残ったが後々分かるならば問題ないだろうということでその日は解散した。




~~~~~~~~~~~~~~~~~





「・・・予想外でしたね」


「あいつは暇なのか?」






海常との練習試合が決まった日から
緑間と黒子は黙々と練習していた。
何があるのか分からない周りは困っていたがついにその原因が分かった、
海常高校との練習試合3日前のことである。


その日少し遅れてきた1軍の一人が、


「なんか体育館の外ギャラリーがめっちゃいたんだけど」


と言い放った
そして冒頭のせりふに戻る


「え?どういうこと?」


一緒に練習していた高尾が2人の声を聞きとり話しかける。


「先日言っていた件ですよ、ていうか僕ちょっとミスディレしてきます」

「え!?テッちゃん何いってんの!?」


1年の話を、全員が練習を止め聞いていた。黒子の突然の言葉に、高尾が困惑して引きとめているのを見ながら緑間はため息をつき、黒子に声をかようとした瞬間


「落ち着け黒子あいつかr「黒子っちぃぃいいいい!!!??」

「く、黒子っちどうして秀徳[ここ]にいるんっスか!?なんで緑間っちの隣に立っているんっスか?もしかして緑間っちを選んだの?それとも緑間っちが無理やり連れてきたの?そうっスよね!?それじゃn「うるさいです、黙ってください」ゴスゥゥウ


緑間の声が遮られたと思ったら金髪のイケメンが黒子に抱きついていた。
そしていきなり話し出し、後半は完全に目が据わった状態で黒子を見つめていた。
が、黒子の手刀で地に伏せる。


「はぁあいかわらずだな黄瀬」


緑間の一言で固まっていた周りが復活した。


「黄瀬って・・・黄瀬涼太!?」

「い、たた黒子っち冷たいっス」


最初ノンブレスで話し出したときと違い
涙目で黒子に抱きつく黄瀬に誰もが驚いた。


「てかほんと何で秀徳にいるんっスか?」

「不可抗力です、別に自分で選んできたわけではありませんたまたま受かったんです」

眉を寄せて話す黒子に何を思ったのか黄瀬は目を輝かせながら言い放つ。


「黒子っちください!!」

「だれがやるか!轢くぞ!」

「ぶっwwwwwwくwwwwうぇwwwwww」


どや顔で言う黄瀬にイラつきながら即答する宮地に何が面白いのか高尾はずっと笑いっぱなしだ


「海常おいでよ!また一緒にバスケやろう!」

「そんな風に言ってもらえるのは光栄です」

「丁重にお断りさせて頂きます」

「文脈おかしくねぇ!!?」

「ぶっはwwwwwwwwwもうwwww無理wwwwwwwwwwwwwwww」

「さっきからうるせぇんだよ!黙ってろ高尾!」

「はぁ少し落ち着くのだよ」

「キセキの世代って皆あんなんなの?wwwww」


黒子っちぃぃと泣きついている黄瀬をみながら顔を顰めている緑間に高尾が聞いた。


「黄瀬は特に黒子に懐いていたからな、ちなみにあいつはストーカーヤンデレ予備軍なのだよ」

「え?マジで?」

「あぁ」


そんな周りの会話を聞きながら黒子は困っていた。


「何で緑間っちのとこなんスかぁ」

「不可抗力と言ったでしょう?」

「それでもずるいっス!!」

「黄瀬君、君は僕とだけバスケがしたいんですか?」

「?青峰っち達ともしたいスけど、黒子っちが一番っス!!」


その言葉を聞いて黒子は泣きそうに顔を歪めた。


「?くろk「黄瀬いい加減帰るのだよ」


顔を伏せてしまった黒子の肩に触ろうとした黄瀬の腕を緑間が掴む。


「もうっ!何なんスか!」

「大体お前部活はどうした?」

「元チームメイトだしあいさつしに来るぐらい良いでしょ?」

「こっちは部活中なのだよ、少しくらい考えろ」

「相変わらずっスね緑間っちは」


生真面目な緑間に黄瀬はため息をつきながら言った。


「まぁ黒子っちが居るところ分かったしいいか、次の練習試合は絶対負けないっスから!!絶対黒子っち貰うッス!」

「モノじゃねーしやらねぇつってんだろーが!」

「ふん、勝つのは俺達だ」

「黒子っちもまたね!!」

「はい」


手を振りながら帰っていく黄瀬を見送る頃には、黒子もいつもの無表情に戻っていた。


「先ほどはありがとうございました」

「別に礼などいらん、"約束"だからな」

「テッちゃん!次の試合絶対勝とうぜ!!」

「はい」

「おら!お前らさっさと練習にもどれ!」


1年たちの様子を見ながら秀徳1軍は改めて思った

((打倒キセキ!!ってか次会ったらとりあえず黄瀬ボコす!!!!))




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