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  コードギアスの藤ルルを中心に 黒バス高黒、宮黒、相棒黒 などマイナーを愛でてます

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2013/08/04 (Sun)
序章-消えた影-
*注意


この話は黒子くんに対する流血および病み要素が含まれます、そういった表現が苦手な人は読まないようにしてください




「ぶはっwww猫耳カチューシャってwww何でつけたしwww」

「うるさい今日のラッキーアイテムなのだよ」

「だからってwwwwwシュールすぎてwwww」

「うるさいと言っているだろう、    ・・・!!?」

「?どうしたの真ちゃん」

「いや・・・何でもない」

(まさかな・・・)




一瞬懐かしい水色が視界をよぎった気がした









あいつを最後に見たのは日暮れの屋上だった。
なぜそこに行ったのかすらも曖昧な記憶で、ただ腕を赤く染めるあいつを見たとき鈍器で殴られたような衝撃を受けた。

「何をしているのだよ!!」

声を荒げながらあいつからカッターを奪う

「何って確かめてるだけじゃないですか


まだ僕は消えてないようですね」

そう言いながら微笑むあいつを見たとき、言いようの無い感情が襲った。

「、なにをいっているのだよ」

そう聞いた俺を見るのは何の感情も映さない、ビードロのような水色の瞳で。
あいつが、黒子が部活をやめた時、違和感があっても特に気に留めることはかった。
しかし今その違和感に気づき後悔する、

(あぁ俺は何をやっていたのか)

「黒子なんでお前は部活をやめたのだよ」

その質問に答えが返ってくることはなく、ただ水色の瞳が見つめけ返しているだけだったが気にすることなく次の言葉を発する。

「俺が、俺たちがお前を置いていったからか?」

「俺は今お前が最後に笑った時すら思いだせない」

「代わりに青峰が、黄瀬が、他のキセキたちが、開花するにつれてお前が辛そうにバスケをしていたのは見えていたきっとその中には俺も入っているだろう」

「だが!もう一度、もう一度だけでも俺と一緒にいてくれるなら秀徳高校に来てくれないか?」

そう言った瞬間水色の瞳が揺れたのを見た。

「バスケに関わりたくないというならそれでも構わない、俺はおまえと本について語り合ったり他愛もない話をするのは嫌いではないのだよ」

それだけ言うと俺は屋上を後にした。

(本当に俺は何をやっていたのか、今更好きだと気がつくなんて)







「もうほんとどうしたんだよ?真ちゃん」

「高尾」

「何ですか~エース様?」

「人探しを手伝ってくれ、


水色の髪に水色の瞳をした-


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