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  コードギアスの藤ルルを中心に 黒バス高黒、宮黒、相棒黒 などマイナーを愛でてます

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2013/04/07 (Sun)
不器用な子供 前編
某騎士フルボッコ好きな人は回れ右そして安定の藤ルルおkの人のみどうぞ
時間軸藤堂が合流して少したったぐらい

ゼロがふらついたのを見てC.C.は声をかけた
「…ルルーシュ」
「アジトで名前を呼ぶなと言っただろう、何回もいわせるな私は"ゼロ"だ」
C.C.はその言葉を聞いて眉間に皺をよせた
今いる所はゼロの私室であり他の人間が入ってくることはない、それにもかかわらずゼロは仮面を外すことなく仕事をしており名前を呼べば先程の答しか返ってこない
「いい加減休めこのままだと倒れるぞ」
「問題ない、休息は十分にとっている」
「…」
「そんな事より会議が始まる行くぞ」
C.C.は部屋から出て行くゼロの後ろ姿を見つめ溜め息を吐いた
「はぁ…何が問題ない、だ今にも倒れそうなくせに」

ゼロsid
(ゼロは間違ってる!ゼロさえいなければ世界は平和になるのに!)
ルルーシュは会議室に向かう途中ふとスザクの言葉が頭をよぎり仮面の中で顔をしかめ自嘲した
自分の価値観を押しつけ自分が正しい正義だと疑わないスザク、世界の綺麗な部分だけを見て過ごしてきたユーフェミア…幸せだけを追い求めその裏にある闇に気づけない、否気づこうとしないおまえたちに世界を変えることなどできない
俺はもう"ゼロ"なのだから振り返りはしない
そう心の中で呟きながら会議室のドアに手をかけた
「全員揃ってるな、会議を始める」

ゼロが席についてすぐ会議室にC.C.も入ってきて会議は何事もなく終わった
「全員今日話したことはしっかり頭に入れておけ」
それだけ言って立ち去ろうとしたゼロに藤堂が声をかけた
「ゼロ」
「藤堂か…何だ?」
「少し訪ねたい所があってな…ここなんだが」
「あぁ、そこか…」
ゼロの声を聞きながら藤堂は会議中の事を思い返して顔をしかめた
いつもより覇気がないゼロの声、
藤堂自身は黒の騎士団に合流して間もないがゼロの様子にいち早く気がついた
「…ゼロ」
「それで、ん?何だ?」
「様子がおかしいようだが具合でも悪いのか?」
「ッ…別にいつも通りだ」
2人の様子を心配そうに見つめていたカレンだったが藤堂の言葉とゼロが言葉に詰まったことにより話に加わった
「あ、あのゼロ!私も少し休んだ方がいいと思いますっ!」
「仕事がまだあるんだ休んでいる暇などない」
「仕事なら俺達ががやっておくからもう休め」
2人に揃って休憩を勧められ幹部もそれぞれ手を止めてをゼロを見つめている
「はぁ…いつも通りだと言っているだろう」
「確かに寝不足、疲労、ストレスはお前にとって"いつも通り"だな」
「C.C.…」
「別に間違ったことは言っていない、先程もふらついていただろう?」
「C.C.!」
ゼロはC.C.を見やり咎めるように声を低くした
それがなによりC.C.の言葉を肯定している事になるがゼロは気づいていない
そのやりとりを聞いて藤堂はさらに顔をしかめる
「ゼロ、君が何を危惧しているのか分からないが俺達はそんなに信用できないか?仕事も安心してまかせられないのか?」
「…お前たちの事は信用している、でなければ仕事を任せたりしないただこれが私にしかできないというだけだ」
「だったら君は何を警戒している?」
藤堂は不調を決して認めようとしないゼロに言葉をつづけた
「…」
それに対してゼロは完全に沈黙した
その様子を見つめC.C.が言葉を発した
「こいつらを信じてやったらどうだ?」
「…信用はしていると言っただろう」
「だったら信頼しろ、お前はまだ子供なんだから人に頼ってなにが悪い?」
「「子供??」」
「バッ、C.C.余計なことを話すなっ!」
幹部達とゼロの言葉がかぶった
「ちょ、ちょと待ってくれ!ゼロが子供って?」 
「まだこいつはカレンと同い年だ」
「私と同い年…?」
C.C.の発言にカレンの脳裏にいけ好かない同級生が浮かんだ
ゼロは声を低くして問う
「どういうつもりだC.C.」
「…自覚してるかは知らんが最近のお前は見ていて危ういこのままでは心が先に壊れるぞ」
「…」
「お前の親友、柩木スザクのせいで箱庭はもう壊れる寸前なのだろう?だったら他に居場所をつくるしかない」
"親友の柩木スザク""箱庭"という言葉に藤堂とカレンが反応する
「君は…」「やっぱり」
「「ルルーシュ(くん)なの(か)?」」
その言葉に周りの幹部たちは知り合いか!?と驚き今まで無言だったラクシャータはルルーシュという名に目を見開く
「藤堂さんゼロと知り合いなんですか!?」
藤堂の事となると敏感な朝比奈が始めに口を開いた
「あぁ昔のな…」
「そぉゆーことねぇ…生きていらしてよかったとゆーべきかしらぁ?」
「そうだな…まさかまた会えるとは」
ラクシャータも混ざり話しだし周りは戸惑うばかりだ
「ラクシャータさんとも知り合いなの?っていうかルルーシュで合ってるんでしょ?」
カレンがゼロに視線を向け訪ねた
「…はぁ仕方ないな」
ゼロはそう呟くと頑としてはずそうとしなかった仮面に手をつけた
そして次の瞬間現れた美しい顔に全部が息を呑む
「「~ッッ」」
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